「嚥下調整食」セミナーに参加しました
【萩市ヘルパーステーションかがやき】です。
12月1日(日)に、「公益社団法人 山口県栄養士会」が主催された 訪問介護員向け在宅高齢者の栄養を支えるための「嚥下調整食」セミナー に参加きました。
高齢者一人一人の状態に応じて栄養を考慮した、簡単で短時間で調理可能な嚥下調整食について学ぶセミナーで、惣菜やレトルト食品を使ったリメイクメニューの実習と試食もありました。
決められた時間で調理を行う訪問介護員にとって良い実践研修となり、とても参考になりました。
ただ、食べ易くなっているだけでなく、見た目や味も工夫されていました。
食事の形態が変化しても 「食べたい」、「おいしい」 と思われる食事を提供していきたいです。
[講義] → [実習] → [試食]という流れでセミナーが進み、時間を忘れてしまう程の充実した研修でした。
この日のセミナーで学んだことを今後の業務に活用していきたいと思います。
惣菜やレトルト食品を使ったリメイクメニュー
【メニュー例】
① 豆腐グラタン
レトルトのハンバーグを豆腐と混ぜ、チーズをかければ、簡単にグラタンが出来上がります。中にはたまねぎ、人参も入って栄養満点、すりおろしを入れることで炒めたりする時間が省略でき、人参が苦手な人にもわからないところが良!!
② 玉子うどん
インスタントの麺を使用して調理、時短ですぐに作ってみたくなったメニューです
③ 甘酒ヨーグルト(ブルーベリージャム添え)
甘酒にヨーグルトを混ぜるだけ。健康維持にもよく、講師の先生は毎日飲んでいるとのことでした
④・⑤ アボカドマグロ丼(スベラカーゼ粥ゼリー・全粥・軟飯)
主食のご飯の形態の違う3種類を試食しました
⑥・⑦ サバ味噌煮(形態…⑥舌でつぶせる・⑦噛み砕けないが飲み込める)
サバはレトルトパウチを使用、すでに骨も抜いてあって便利
ここがサバ缶との大きな違い
サバの身のパサパサ感は汁にとろみをつけたり、スベラカーゼ®を混ぜることで口当たりを良くし容易に飲み込めます
⑧・⑨ フレンチトースト(形態…⑧歯茎でつぶせる、⑨舌でつぶせる)
普通にトーストで食べるよりは、牛乳に卵も使うため栄養価が上がり、形態もやわらかく食べやすい
特にヤマザキ食パンのダブルソフト®がパンの耳までやわらかくお勧めということでした
⑩・⑪ かぼちゃのツナあんかけ
買ってきた惣菜(かぼちゃの煮物)をベースに、もっと煮込んでやわらくします
ツナ缶を加えることで栄養、風味もうまみもあがります
⑫ お茶